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夏の間に一度、実家を見に行ってほしい理由
カテゴリ:コラム  / 投稿日付:2026/08/07 00:00




毎年7月から8月にかけて、空き家についてのご相談が増えます。

理由はだいたい同じです。

久しぶりに実家を見に行った方が、
思っていたより傷んでいたことに驚いて連絡をくださいます。


私も現地を見に行くと、「去年の年末に来たときはこんなことなかったんですけど」と

言われることがよくあります。半年から8ヶ月あいだが空くと、

そのあいだに夏をはさむので、変化が大きく出ます。


夏をひとつ越えると印象が変わります


雑草は5月から8月のあいだに人の腰の高さまで伸びます。

庭木は枝が伸びて、隣の敷地や道路にはみ出します。

梅雨のあいだに雨漏りが進み、天井に染みが出ます。

閉め切った室内はカビの匂いがこもります。

どれも一度で建物が使えなくなるような話ではありません。

ただ、放っておくと修繕の範囲が広がっていきます。

雨漏りは、屋根の一部を直せば済んだものが、
天井と壁の張り替えまで必要になることがあります。




見るのは4か所だけで十分です
一度に全部見ようとすると疲れて終わりません。

時間が30分しかないなら、次の4か所に絞ってください。


①屋根と外壁

下から見上げるだけで構いません。瓦がずれていないか、外壁にひび割れがないか。

屋根に上る必要はありません。雨が入るところから傷みが進むので、ここが最優先です。


②庭木と雑草

隣の敷地や道路にはみ出していないかを見てください。これがいちばん苦情になります。市役所に苦情が入って所有者に連絡が来るケースの多くは、庭木か雑草です。

 

③郵便ポスト

郵便物がたまっていると、人が管理していないことが外から分かります。

空き家だと分かると、不法投棄や侵入のリスクが上がります。

ポストがあふれているだけで印象が変わるので、その場で片付けてしまうのがいちばん早いです。



④室内の匂いと天井

中に入れるなら、まず窓を開けて換気してください。

カビの匂いが強いときは、どこかから水が入っています。

あわせて天井を見上げて、染みが出ていないかを確認します。



写真を撮っておいてください!



その場で何かを判断しなくて構いません。

ただ、写真だけは撮っておいてください。

外観、気になった箇所、庭。5枚から10枚あれば十分です。
後日ご相談をお受けするとき、写真があるだけで話が早くなります。

 

修繕が必要か、そのままでも売れるか、解体したほうがいいか。

写真を見ながらお話しできます。

写真がないと、まず現地を見に行くところから始まるので、1週間ほど余分にかかります。

スマートフォンで撮ったもので構いません。

日付が残るので、あとで「いつの時点の状態か」が分かる点でも役に立ちます。

 

どうしても行けないとき

遠方にお住まいで帰省が難しい方もいます。

その場合、近くにお住まいのご親族に見てもらうか、専門の会社に依頼する方法があります。

空き家の管理サービスを使うと、月に1回程度、

通風や換気、郵便物の確認、外観の点検をして写真を送ってもらえます。


費用は依頼する内容によって幅がありますが、

雨漏りに気づかないまま1年放置して修繕費が膨らむことを考えると、結果的に安く済む場合があります。

一宮市内の物件であれば、私が現地を見に行ってご報告することもできます。

売却をお考えでない段階でも構いません。

まず今どうなっているかを把握しておくことが、次の判断の材料になります。



見て終わりにしないために
実家を見に行った方の多くが、そのあと何もしないまま1年が経ちます。

動かない理由は、たいてい「何から手をつければいいか分からない」ことです。

順番は決まっています。まず名義を確認する。

次に相続人が誰なのかを整理する。

それから売る・貸す・解体する・そのまま持つのどれにするかを考えます。

この順番を飛ばして「いくらで売れますか」から入ると、話が止まります。

名義が亡くなった方のままだと、売却の手続きに入れないからです。

名義の確認は法務局でできます。

登記事項証明書(不動産の所有者や権利の記録が書かれた書類)は誰でも請求でき、

ご自身で取りに行くのが難しければ、確認の方法をお伝えします。


夏のあいだに一度見ておくと、秋から動き出せます。

年末年始に見に行って動き出すより、3ヶ月から4ヶ月早く進みます。

 

 

 

 

 


 

 

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「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

 



 

 

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